【宅建試験対策】効果的な学習をしよう!使用テキストと重要度のレベル分けの重要性

▼この記事でわかること
ポイントを絞った学習方法と私が使用したテキスト
より効果的で合理的な学習とは
重要度のレベル分けの重要性
(上記クリックorタップでジャンプします) 
今回は、宅建試験経験者で現在行政書士の私が、宅建試験の対策・学習方法について解説して参りたいと思います。
OP@_20210506132801ebd.png
はじめに

 手前味噌で恐縮ですが、私は独学で宅建試験に一発合格しました。
 会社に勤めながら、有休も一日も取らずに。
 私は不動産業種の経験も全くなく、法学とも全く無縁の人間でしたが、独学で宅建試験に一発合格しました。
 これは自慢でもなんでもなく、ただの事実です。
 何を言いたいかというと、要はやり方次第だということです。
 宅建試験の勉強は、とにかく過去問を解けと言われます。
 それは確かにそのとおりです。
 なぜなら、宅建試験に出題される問題は過去問を踏まえた内容だからです。
 極端な話、過去問を一通り暗記できれば受かるのかもしれません。
 それぐらい宅建試験にとって過去問は重要です。
 ですが、実際、今までの過去問を全て暗記するなど、ほとんど不可能だと思います。
 それは何も能力的なことだけではなく、単純にそこまで時間的な余裕がある人なんてそういないでしょう。
 むしろ、社会人で限られた時間の中で勉強されている人の方が多いかと思います。
 ですので、大事なのはポイントを絞った学習方法になります。それは、直前になればなるほどです。
 そこで、ここから、かつて自分が行った方法を簡単にご紹介します。

ポイントを絞った学習方法
 
 宅建の過去問集といっても、様々なものがあります。
 その中で、私が使用したものは、
LECの「出る順ウォーク問過去問題集」です。

 そして、このテキストを使って私が問題を解く以外にやったことがあります。
 それは、宅建試験の過去数年の出題傾向の分析です。
 LECの「出る順ウォーク問過去問題集」には、問題と解答以外に、過去数年の出題傾向のデータが記載されています。
 そして、それと連動する形で各問題に重要度が付されています。
 これらを使って、私はその年の試験の出題予想を立てました。
 さらに、それに加え、別冊の予想問題集

と、模試の内容も照らし合わせて、予想ポイントを修正し深めました。
そして、私は次のようにレベル分けをしました、

◎最重要。絶対にやっておかなくてはならないもの
〇重要。是非押さえておきたいところ
△できればやっておきたいが最悪ある程度は捨てる
×捨てる

 例えば以下です。(あくまで例です)

・不動産賃貸借◎
・代理〇
・委任×
・根抵当△

 上記は民法、権利関係の分野になりますが、これを業法、法令上の制限などの他科目でも行います。
 そして、このレベル分けに従った配分で勉強します。
 予想がハズレたら?
 はい。アウトです(笑)。
 というのは冗談で、それについては、予想の幅(予想の範囲)をある程度もたせる(広げる)ことで対応します。
 どの程度予想の幅をもたせるといいの?
 これは、各自の学習状況により異なりますので一概には言えません。
 試験日まであまり時間がないというのであれば、それなりに絞る必要がありますし、まだ1年あるというのであれば、始めはむしろまんべんなくやった方がいいかもしれません。
 それでも強引に結論を出すなら、曖昧な言い方ですが、広げすぎず狭すぎず、ぐらいがベストだと考えます。
 そして、ある程度の予想を立てた上で、各々の得意分野不得意分野を勘案して調整しながら勉強を進めていきます。

より効果的で合理的な学習
笑うJK
 さて、ここで今一度、そもそも論に立ち返りますが、

そもそも何のために予想を立てるのか?

 これは、一言で申し上げると、効果的な学習を行うためです。
 効果的な学習って?
 効果的な学習とは、できるだけ無駄を省いた合理的な学習です。
 無駄を省いた合理的な学習とは、やるべきことをやりやらなくてもいいことはやらずに時間を有効に使う学習です。
 ここまでご説明申し上げてきたことを簡単にまとめますと
「過去問と過去の出題傾向の分析をしある程度の予想を立てポイントを絞った上で勉強をする」
 これが大事だということです。

 このような分析は、いわばビジネスにおけるマーケティングに近いかもしれません。
 商品やサービスを売り上げていくのに、マーケティングは欠かせませんよね。

重要度のレベル分けの重要性

 先ほど、出題予想を立て重要度のレベル分けをすると述べました。これが、実は直前期に効果を発揮します。
 その理由は、試験日本番が迫り時間がなくなってきたときに、をどの程度やり且つどれは捨てるのか」というのが明確になるからです。
 これは、少なくとも私の場合は、非常に効果を発揮しました。
 中々しっかりと勉強時間が取れない方は多いと思います。私もそうでした。迷っている時間もないんです。ですので、より合理的で効果的な学習方法を行う必要があり、今回の内容を考え実践するに至った、というのが私の経験であり事実です。
 
 という訳で、最後までお読みいただき有難うございます。
 宅建試験については、まだ書ききれていないことが多々ございますので、関連記事をお読みいただければ幸いです。
関連記事

【根抵当権の減額請求&消滅請求】

▼この記事でわかること
根抵当権減額請求の超基本
減額請求するための要件
根抵当権消滅請求の超基本
根抵当権消滅請求ができる「一定の者」とは
(上記クリックorタップでジャンプします)
 今回はこれらの事について、その内容、意味、結論、理由など、初学者でもわかりやすく学習できますよう解説して参ります。
OP@_20210506132801ebd.png
根抵当権減額請求

 根抵当権の減額請求は、根抵当権設定者の負担を軽減するための制度です。
 例えば、極度額が金3000万円の根抵当権が、金2000万円で確定した場合、もう新たな被担保債権が発生することはないですよね。そこで、この極度額の減額の請求を可能とし、設定者の負担を軽くするための制度を設けたという訳です。
 なお、共同根抵当権については、その複数の抵当不動産のうちの1個の不動産について請求すれば足りるとしています。(民法398条の21第2項)

減額請求するための要件

・元本確定後に限る
 これは当然ですよね。取引継続中にできる話ではありません。

・根抵当権設定者が請求する
 債務者からの請求は認められません。債務者は担保負担者ではないからです。
 減額請求できるのは、あくまで担保負担者である設定者です。
 ただし、設定者と債務者が同じであれば可能です。
 この点はご注意ください。

根抵当権消滅請求

 元本の確定後において現に存する債務の額が根抵当権の極度額を超えるときに、一定の者が、その極度額に相当する金額を払い渡しまたは供託して、その根抵当権の消滅請求をすることができます。(民法398条の22第1項)
 これを、根抵当権消滅請求といいます。
 この場合、その払い渡しまたは供託は、弁済の効力を生じます。

 ところで、この根抵当権消滅請求という制度は、実は根抵当権者にとっては非常にありがたい制度です。
 というのも、我が日本国の競売制度は、時間と金がかかります。そして、手続が順調に進んだとしても、根抵当権者が優先弁済を受けられる範囲は極度額に限定されます。
 くわえて、競売手続の進行により、根抵当権は例外なく、裁判所書記官の嘱託により抹消されてしまいます。
 つまり、苦労して競売しても、いずれ根抵当権は消滅するのです。
 それを、一定の者の側から「極度額を今すぐ支払います」と言ってくれれば、たいがいそれは根抵当権者にはありがたい話と言えるのです。

「一定の者」とは

 根抵当権消滅請求ができる一定の者とは、以下になります。 

・物上保証人
・第三者得者
・地上権、永小作権、対抗力ある賃借権を取得した者

 対象となる抵当不動産についての上記の者が、根抵当権消滅請求をすることができます。
 また、上記の「対抗力ある賃借権」には、借地借家法の対抗要件を取得した賃借権者も含みます(登記ある賃借権に限らないということ)。
 なお、共同根抵当権については、1個の抵当不動産について消滅請求があったときに、根抵当権が消滅します。

補足:誰が消滅請求できないか

 まず、債務者は根抵当権消滅請求することができません。
 債務者は、極度額を超える債務を負担している張本人です。なので、その全額を支払わなければ本旨弁済をしたとはいえません。
 債務者が根抵当権の消滅を請求するためには、その全額を支払わなければならないのです。極度額だけで消せというのは何とも厚かましいというもんです。
 したがいまして、債務者兼設定者も、根抵当権消滅請求をすることはできません。
 次に、保証人も根抵当権消滅請求することができません。
 その理由は債務者と同じです。くわえて、保証債務は無限責任でもあります。
 その他、停止条件付第三取得者は、その停止条件の成否が未定である間は、根抵当権消滅請求することができません。


 というわけで、今回は以上になります。
 宅建試験や行政書士試験、公務員試験などの民法学習の助力としていただければ幸いです。
 最後までお読みいただきありがとうございます。
関連記事

カテゴリ

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

検索フォーム

サイト運営者

根本総合行政書士

Author:根本総合行政書士
東京都行政書士会所属
根本総合行政書士です。
宜しくお願いします。

保有資格:
行政書士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、個人情報保護士、情報セキュリティマネジメント、マイナンバー実務検定1級

最新記事

この世の中は契約社会~民法は私達の生活に直結している Jan 20, 2022
【債権者代位権】基本と要件と範囲/債権者代位権の転用とは/代位の代位は可能? Jan 19, 2022
【行政書士試験とは】その内容と特徴/受験生を悩ます記述式/足切り科目の一般知識等とは? Jan 11, 2022
【宅建試験対策】効果的な学習をしよう!使用テキストと重要度のレベル分けの重要性 Jan 04, 2022
【根抵当権の減額請求&消滅請求】 Dec 27, 2021
【根抵当権の元本確定】考え方の基本/確定期日と確定請求/ 1・2・3・4号確定ってなに? Dec 22, 2021
[更新]2021年12月期(令和3年12月)宅建試験の予想合格点の進捗状況 Dec 20, 2021
2021年12月期(令和3年12月)宅建試験解答速報 Dec 19, 2021
【宅建試験本番の心得】時間配分の重要性と消しゴムの注意点?勘の働かせ方?勘と当てずっぽうは違う! Dec 18, 2021
【宅建試験対策】集中力を鍛える!試験当日前の準備とオモシロい集中力の鍛え方 Dec 17, 2021

QRコード

QR

お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文: