国家資格化した賃貸不動産経営管理士の試験とは?難易度&合格率は?/勉強法についてをわかりやすく解説!

国家資格化した賃貸不動産経営管理士の試験とは?難易度&合格率は?/勉強法についてをわかりやすく解説!

▼この記事でわかること
どんな試験?難しさは?その内容と難易度&合格率の推移
過去問と解答一覧
勉強方法について
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 元々、民間資格だった賃貸不動産経営管理士の資格は、2021年より、国家資格となりました。
 令和3年6月から、賃貸住宅の管理業務を行う事業者は、国土交通大臣への登録が必要となり、同時に事務所には1人以上の業務管理者を設置しなければならなくなりました。
 2021年4月、国交省令により、賃貸不動産経営管理士はこの業務管理者の要件とされる国家資格となったのです。
 では、その資格を取るための試験、賃貸不動産経営管理士試験とは、一体どんな試験なのでしょうか?


賃貸不動産経営管理士試験


 賃貸不動産経営管理士試験は、五肢択一問題50問を120分以内に解く、オールマークシートの試験です。
 これは宅建試験とまったく一緒です。

 ちなみに、免除講習による五問免除もあるので、この点も宅建試験とまったく一緒です。 
 すでに宅建試験を経験の方であれば、問題の難易度は下がります。
 賃貸不動産経営管理士試験の場合は、宅建ほど考え込ませるような問題は今のところはまだ多くないと思われます。
 少なくとも、私が受けた頃は、見直してもなお時間が余ったぐらいでした。(その頃は四肢択一式40問60分だった!)


難易度と合格率


 賃貸不動産経営管理士試験の難易度は、そこまでのものではありません。
 参考までにデータはこちらです。

年度      受験者数 合格者数 合格点  合格率
平成25年 3,946名 3,386名 28点 85.80%
平成26年 4,188名 3,219名 21点 76.86%
平成27年 4,908名 2,679名 25点 54.58%
平成28年 13,149名  7,350名 28点 55.89%
平成29年 16,624名  8,033名 27点 48.32%
平成30年 18,488名  9,379名 29点 50.73%
令和元年 23,605名  8,698名 29点    36.8%
令和2年   27,338名  8,146名   34点    29.8%
令和3年   32,459名 10,240名   40点 31.5%
令和4年   31,687名  8,774名    34点 27.7%

※免除者を除いた一般受験者のみのデータです
※問題数は令和元年まで40問。令和2年から50問に変更

 上記から、合格率で合格点を調整している、相対評価の試験ということがわかります。
 データを見る限りでは、宅建に比べて難易度はそこまで高くはないでしょう。

 ただ、令和元年から合格率がぐっと下がっているのが気になります。
 令和2年に至っては3割を切っています。
 これは、やはり国家資格化にともなった変化なのか。
 いずれにせよ、受験するのであれば早い方が良いかもしれません。


かつては過去問が公開されていなかった!


 実は、私が賃貸不動産経営管理士試験を受験した時には、まだ過去問が公開されておらず、公式テキストのみで学習しました。 
 今では過去問がネットで公開されていますので、大分勉強しやすくなったと思います。

 ただし、先述のとおり年々難易度と合格率が厳しくなってきています。
 やはり受験するのであれば、できるだけ早い方が良いかもしれません。
 なお、賃貸不動産経営管理士試験の過去問は以下です。

【賃貸不動産経営管理士試験過去問&解答一覧】
2015年度(平成27年)過去問  解答
2016年度(平成28年)過去問  解答
2017年度(平成29年)過去問  解答
2018年度(平成30年)過去問  解答
2019年度(令和元年)過去問   解答
2020年度(令和2年)過去問   解答
2021年度(令和3年)過去問   解答
2022年度(令和4年)過去問   解答


かつてはテキストも1冊しかなかった!


 ちなみに、私は公式テキスト1冊のみで勉強しました。
 というか、その頃はそもそもテキストがその1種類しか存在しませんでした(笑)。
 ただ、ページ数は約1000ページあってかなりのボリューム。
 私は様々な都合で勉強期間が1週間しかなかったので、結構大変でした。

 しかし、それでも十分受かったので、その当時は難易度的にはそこまでの試験だったと思います。
 今はネットで過去問が公開されているのはもちろん、テキストもLEC・TAC・日建などの物があるので、それらから選べば良いかと存じます。


私が行った勉強方法


 先ほども申し上げたように、私が賃貸不動産経営管理士試験を受けた頃は、過去問が公開されていなかった上、テキストも1種類しか存在せず、個人的な都合とはいえ勉強期間も1週間しかなかったので、勉強方法については悩みどころでした。
 ではそんな中、私がどうやって勉強したかといいますと、テキストを急ぎ足で読み進めながら試験で問われそうな部分だけにポイントを絞ってマーキングしていって、一通り読み終えたらマーキングした箇所だけ復習しました。

 
それだけです。
 なぜこのような方法をとったのか、それは時間がなかったからです(笑)。
 ちなみに、今申し上げた私の方法はおススメはしません。
 すでに宅建試験等の合格の経験があり、よほど自信がおありの方であれば別ですが。


勉強法

151勉強
 それでは、肝心の勉強法ですが、まずは一回ざっとテキストを読んでみましょう。(じっくりではなくざっと読む)
 宅建試験の経験者の方などは、いきなり過去問をやるのも良いでしょう。
 そして、ざっとテキストを読んだら、次は過去問を解いてください。

 過去問を解き終えたら、再びテキストに戻り、今度はじっくり読み込んでください。
 その際に注意していただきたいのは、過去問で問われた箇所、そして、できるなら過去問の出題傾向から試験に出そうな部分を、特に意識して読み込んでください。
 付箋を貼る、マーカーを引く、ノートにとる等、やり方は自由ですが、いずれにせよ、この意識を持った上でテキストを読み込んで下さい。

2015年度(平成27年)過去問  解答
2016年度(平成28年)過去問  解答
2017年度(平成29年)過去問  解答
2018年度(平成30年)過去問  解答
2019年度(令和元年)過去問   解答
2020年度(令和2年)過去問   解答
2021年度(令和3年)過去問   解答
2022年度(令和4年)過去問   解答

 試験勉強をしていると、これはこうだけどこれは?と色々と気になってくることがあると思います。
 それが試験で問われるものであれば良いのですが、そうでない、試験にはあまり関係ないのものであれば、それは飛ばして次に進んでください。
 なぜなら、試験勉強は試験に合格するための勉強でなくてはならないからです。
 そしてこれが、最初は「じっくりではなくざっとテキストを読む」と言ったことの意味です。

 試験に重要でない箇所までじっくり読み込んでしまうのは時間の無駄になってしまうからです。
 もちろん、長い目で見れば話は別ですが、まずは何よりも、目の前の試験を突破して資格を取ることが先決です。
 試験以外の勉強は資格を取ってからやればいいんです。

 そして、2回目のテキストの読み込みを終えたら、再び過去問を解いてください。
 それで解けなかった箇所は、テキストで復習してください。

 それからは、予想問題集を本番形式で解いたり、模試を受けるのが良いでしょう。(今後難易度がさらに上がってくるとこのような本番形式のトレーニングの比重は増やすべきでしょう)
 そして、検証と改善を繰り返しながら(PDCAを回しながら)試験本番までブラッシュアップしていってください。

 ざっくりですが、大体こんな感じの流れで学習を進めればいいかなと思います。

 以上、簡単ではありますが、私が考える賃貸不動産経営管理士試験についての解説でした。
 なお、私が申し上げた勉強法は、私という人間の一意見に過ぎませんので、あくまで一つの参考意見として留めておいていただければと存じます。
 これから受験される方、受験しようか迷っている方のご参考になれば幸いです。
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