2018/11/10
行政書士試験の時間配分について
今回は、行政書士試験の時間配分について、記して参りたいと思います。時間配分を間違えると命取り
いきなり脅し文句のような見出しで申し訳ございません(笑)。
行政書士試験は3時間60問の試験ですが、その60問の中には五肢択一式、多岐選択式、記述式の3種類のタイプの問題があります。加えて科目も、民法、行政法、商法・会社法、憲法・基礎法学、一般知識等とあり、やみくもに試験に臨むのは頂けません。ある程度の戦略を立てて臨むのが賢明です。そこで重要になってくるのが時間配分です。
時間配分の具体例
やり方は人それぞれ色々あると思います。従いまして、あくまで一参考として、見て頂ければと存じます。
私の目安としては、ざっとこんな感じです。
五肢択一式
憲法・基礎法学 2分30秒以内
行政法 2分以内
民法 3~3分30秒以内
商法・会社法 2分以内
一般知識等 2分以内
多岐選択式
1つの設問に対して5分。つまり3問で15分
一般知識の文章理解
1つの設問に対して5分。多くて7分。つまり3問で15~20分ぐらい
記述式
3問に対して最低でも15~20分は確保。時間に余裕があれば多くて25~30分
ざっくりこんな感じです。
それぞれに解説も付け加えておきましょう。
五肢択一式
憲法・基礎法学は、2分30秒以内で抑えたいところです。私が受験した時は2分ぐらいでおさめました。後に控える他の科目で余裕を持ちたいので。注意点としてはハマらないことです。ハマりそうになったらとっとと切り上げて、次の問題に進んだ方が良いと思います。
行政法は、行政書士試験で最も得点配分の高い科目です。つまり、ここでどれだけ得点できるかが合格を左右します。しかし、それと同時に素早く解かないといけない科目でもあります(中々難しい注文ですよね・笑)。というのも、重要な科目だからといって、ここであまり時間をかけ過ぎてしまうと、後に控える記述式等がしっかり解けなくなってしまいます。従いまして、素早く且つしっかり解いて下さい。難しいですが、こればっかりは本番までにトレーニングを繰り返して、体で覚えて身に付けて下さい。
民法は、ある程度は時間をかけざるを得ない科目です。ですので、3~3分30秒と若干多めの時間設定です。ただ、民法も憲法・基礎法学と同様、ハマらないようにお気をつけ下さい。難問と判断したらすぐに割り切って切り上げ、次に進んだ方が良いです。
商法・会社法 は、さくっと片付けたい科目です。問題数も5問と少ないので、重要度としては低いでしょう。従いまして、2分程度で解いてしまいたい科目です。私は実際の試験で、商法・会社法は最悪捨て科目として後回しにし、余った時間で解きました。
一般知識等の五肢択一は、単純に知識が問われるもので、考え込む類のものではないです。したがって、2分程度で解けてしまうと思います。ただし!一般知識等という科目には足切りがあり、6問以上の正解が必須です。あまり時間はかけられませんが、慎重に臨みたいところです。
多岐選択式
多岐選択式は、解くのに少し時間がかかる科目です。しかし、しっかり解けば得点できるタイプのものなので、3問で15分とある程度時間をかけます。注意点として、マークシートの位置を間違えない事!
一般知識等の文章理解
一般知識等の文章理解は、時間をかければ解けるタイプの問題です。ですので、3問で15~20分とある程度時間をかけます。一般知識等は足切り科目です。ここで2問は正解したいところ。
記述式
記述式は、嫌でも時間のかかる科目です。3問に対して最低でも15~20分は確保。時間に余裕があれば、多くて25~30分。なんといっても記述式は、得点配分が3問で60点とデカイ!ここで20点以上は得点したいところです。
という訳で、行政書士試験の時間配分についてざっくりと解説して参りました。
試験時間は限られています。戦略を持って臨むことを推奨します。
繰り返しますが、やり方は人それぞれです。ですので、これはあくまで私自身の経験からの一意見・参考として見て頂ければと存じます。
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