2017/09/19
行政書士試験の足切り科目・一般知識等について
行政書士試験のワナ、足切り科目の一般知識等とは?行政書士試験における一般知識等とは、一体どんな科目なのでしょうか。一般知識等という科目は、わかりやすく言うと大学のセンター試験における現代社会みたいなものです。つまり、政治・経済ですね。小学校で言うところの社会、中学校で言うところの公民といったところでしょうか。それにプラスしまして、文章理解と情報通信と個人情報保護法関係からの出題があります。
文章理解とは、いわゆる国語の問題です。問題文を読んで空欄箇所の段落に当てはまる文章を選んだり、問題文を理解して選択肢の中から相応しい趣旨を述べているものを選んだり、といった感じです。得意不得意はあるかと思いますが、知識を問われる訳ではないので、何度か演習を重ねれば解けるようになると思います。
情報通信とは、PC・インターネット関係です。 IPAのITパスポート試験に出てくるような問題が出題されます。
個人情報保護法関係とは、そのものズバリ、個人情報保護法からの出題になります。
尚、問題配分としましては、文章理解から3問出題される事以外は、その年ごとにまちまちです。また、一般知識等の問題数は合計14問になります。
足切りというワナ
さて、ここからは、この一般知識等という科目のワナの部分、足切りについて見ていきます。
まず、この一般知識等という科目には基準点という最低ラインが存在します。最低ラインは6問正解です。これを下回ってしまうと、たとえ一般知識等以外で200点以上得点しようとアウトになってしまいます。イヤ〜な感じですよね。しかも一般知識等という科目は、勉強ポイントを絞り辛い科目です。政治・経済といっても幅広いですし、毎年必ずここから出る!といったものもない。唯一、比較的得点しやすい個人情報情報保護法関係もせいぜい出題数は2問か3問といったところ。文章理解は毎年3問出題されますが、解くのに時間がかかります。どうでしょう。中々厄介な科目ではないでしょうか。
これから行政書士試験を受けられる方にとっては、なんだか不安を煽るようなことばかり書いてしまい申し訳ございません(笑)。念のため付け加えて申し上げておきますと、私が実際に、模試を含め問題演習を繰り返した経験からすると、一般知識等で正答数が6問未満になったことはほとんどありません。ですので、落ち着いて取り組めばまず問題ないと思います。ちなみに私の場合は、むしろ得意科目で得点源でした。なんやそれ?とツッコミが入るでしょうか(笑)。ただ、行政書士試験におけるこの一般知識等という科目のシステムが、受験生にとって余計なストレスとプレッシャーを与える存在であることは間違いないと思います。そのストレスとプレッシャーが、試験を受けるにあたり厄介になりうる、ということです。
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