行政書士試験の勉強方法(心構え)

 今回は、私なりの勉強方法についての見解を述べていきたいと存じます。
 まず、行政書士試験の試験範囲となる科目について確認します。

憲法・基礎法学
行政法
民法
商法・会社法
一般知識等

 上記の科目の中で、最も比重の大きい科目は行政法です。行政法は、宅建試験でいえば業法にあたるポジションになります。次いで比重の大きい科目は民法です。その次が憲法・基礎法学。そして一般知識等、商法・会社法と続きます。
 以上のことから、優先的に勉強しなければならない科目がどれか、わかりますよね。そうです。行政法です。次いで民法ということになりますが、この2科目については双璧です。両科目とも、早い段階からしっかりと学習しておく必要があります。というのも、出題数と得点配分に加えて記述式があるということもさることながら、行政法と民法は、そもそも実力をつけるのに非常に時間を要する科目だからです。短期間の勉強では中々成果の上がりづらいのが行政法と民法なのです。法学部出身の方等であれば、短期間でも対策が可能かもしれません。しかし、法学の基礎を全く持たない人間には、少なくとも私の見解では短期間の対策はかなり厳しいです。
 従いまして、行政書士試験を受けるにあたって、行政法と民法、この2科目をどう攻略するかが、まず大きなポイントとなります。

なぜ行政法と民法は短期間の対策が厳しいのか?

 それは、行政法も民法も暗記でどうにかできない科目、つまり、理解の科目だからです。憲法・基礎法学もそれは同様なのですが、憲法・基礎法学につきましては、ある程度演習を重ねると何となく解けるようになります。もちろん個々人で向き不向きがあるので一概には言えませんが。ただ、そもそも憲法・基礎法学と行政法・民法では出題数が違います。憲法は5問、基礎法学は2問なので、最悪、憲法・基礎法学で全問不正解でも他の科目で取り返すことは現実的に十分可能です。しかし、行政法と民法である程度点を稼げないとなると合格は相当厳しいでしょう。

民法と行政法の学習は時間がかかる

 先程、行政法と民法は理解の科目と言いました。ただ、実際は両科目にも暗記の要素はあります。特に行政法の場合、条文からの出題もありますので、その場合はしっかりと条文を覚えているかが問われます。ただそれも、ある程度の理解の土壌があった上でないと、暗記をすることも中々難しいのではないか?というのが私の認識です。
 実際どれぐらいの勉強期間が必要なのか?
 私の見解では、1年間がまず目安かなと考えます。もちろんこれも人によりけりですが。行政法と民法の勉強方法は、よくペンキ塗りに例えられます。一度塗ったら乾かして、また塗って乾かして、を繰り返す。そうやって繰り返し繰り返し学んでいくうちに理解が深まっていく科目、ということです。最初はよくわからなかったことも、繰り返し繰り返し勉強することによって「あ、こういうことだったのか!」となるのです。したがって、まず目安として1年間ぐらいは必要なんじゃないかと思うわけです。そりゃあ誰だってできるだけ短期間短時間の勉強で済ませたいと思うところではあります。、しかし、それなりの根気が必要なのは事実でしょう。

 そういえば、今回のテーマは勉強方法でしたね。ほとんど心構えの部分の話になってしまいました(笑)。具体的な勉強方法につきましては、次回以降でお伝えして参りたいと存じます。
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根本総合行政書士

Author:根本総合行政書士
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行政書士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、個人情報保護士、情報セキュリティマネジメント、マイナンバー実務検定1級

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