宅建試験対策~効果的な学習をしよう~

 宅建試験経験者で現在行政書士の私が、宅建試験の対策について解説して参りたいと思います。
 
 私は独学で宅建試験に一発合格しました。会社に勤めながら有休も一日も取らずに。
 私は不動産業種の経験も全くなく、法学とも全く無縁の人間でしたが、独学で宅建試験に一発合格しました。これは自慢でもなんでもなく、ただの事実です。何を言いたいかというと、要はやり方次第だということです。
 宅建試験の勉強は、とにかく過去問を解けと言われます。それはそのとおりです。なぜなら、宅建試験に出題される問題は過去問を踏まえた内容だからです。極端な話、過去問を一通り暗記できれば受かります。それぐらい宅建試験にとって過去問は重要です。ですが、実際、過去問を全て暗記するなど、ほとんどの方は不可能だと思います。それは何も能力的なことだけではなく、単純にそこまで時間的な余裕がある人なんてそういないでしょう。むしろ、社会人で限られた時間の中で勉強されている人の方が多いかと思います。ですので、大事なのはポイントを絞った学習方法になります。それは直前になればなるほどです。そこで、かつて自分が行った方法を簡単にご紹介します。

ポイントを絞った学習方法とは
 
 宅建の過去問集といっても様々なものがあると思いますが、私が使ったものはLECの「出る順ウォーク問過去問題集」です。

 そして、このテキストを使って私が問題を解く以外にやったことは、宅建試験の過去数年の出題傾向の分析です。
 LECの「出る順ウォーク問過去問題集」には、問題と解答以外に、過去数年の出題傾向のデータが記載されています。そして、それと連動する形で各問題に重要度が付されています。これらを使って、私はその年の試験の出題予想を立てました。さらに、それに加え別冊の予想問題集

と模試の内容も照らし合わせて、予想ポイントを修正し深めました。そして、私はこんな感じでレベル分けをしました、

◎最重要。絶対にやっておかなくてはならないもの
○重要。是非押さえておきたいところ
△できればやっておきたいが最悪ある程度は捨てる
×捨てる

 例えばこうです。(あくまで例です)

・不動産賃貸借◎
・代理〇
・委任×
・根抵当△

 上記は民法、権利関係の分野になりますが、これを業法、法令上の制限などの他科目でも行います。そして、このレベル分けに従った配分で勉強します。
 予想がハズレたら?
 はい。アウトです(笑)。というのは冗談で、それについては予想の幅(予想の範囲)をある程度もたせる(広げる)ことで、横文字を使うとバッファをきかせることで対応しています。
 どの程度予想の幅をもたせるといいの?
 これは、各自の学習状況により異なりますので一概には言えません。試験日まであまり時間がないというのであれば、それなりに絞る必要がありますし、まだ1年あるというのであれば、始めはむしろまんべんなくやった方がいいかもしれません。それでも強引に結論を出すなら、曖昧な言い方ですが、広げすぎず狭すぎず、ぐらいがベストだと思います。
 そしてある程度の予想を立てた上で、各々の得意分野不得意分野を勘案して調整しながら勉強を進めていきます。

より効果的で合理的な学習
 
 さて、ここで今一度、そもそも論に立ち返りますが、そもそも何のために予想を立てるのか?これは一言で申し上げると、効果的な学習を行うためです。
 効果的な学習って?
 効果的な学習とは、できるだけ無駄を省いた合理的な学習です。無駄を省いた合理的な学習とは、やるべきことをやりやらなくてもいいことはやらずに時間を有効に使う学習です。
 ここまでご説明申し上げてきたことを簡単にまとめますと「過去問と過去の出題傾向の分析をしある程度の予想を立てポイントを絞った上で勉強をする」これが大事だということです。

重要度のレベル分けの重要性

 補足ですが、先ほど、出題予想を立て重要度のレベル分けをする話をしました。これが実は、直前期に効果を発揮します。どうしてかというと、試験日本番が迫り時間がなくなってきたときに、どれをどの程度やり且つどれは捨てるのかというのが明確になるからです。これは少なくとも私の場合は、非常に効果を発揮しました。中々しっかりと勉強時間が取れない人は多いと思います。私もそうでした。迷っている時間もないんです。ですので、より合理的で効果的な学習方法を行う必要があり、今回の内容を考え実践するに至ったという訳です。
 
 という訳で、最後までお読み頂き有難うございます。宅建試験については、まだ書ききれていないことが多々ございますので、あと数回記事を書きます。よろしければ、また次回も宜しくお願いいたします。
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宅建試験本番の注意点

 今回は、宅建試験本番中に気をつけること、そのためにあらかじめやっておかなければならないこと、それらを私自身の経験からご説明申し上げたいと思います。

 いよいよ宅建試験開始!時間は2時間。問題数は50問。泣いても笑っても、今までの努力の成果とそれに伴う結果が出る時です。
 さて、宅建試験本番、気をつけないといけないことはどんなことがあるでしょうか?

時間配分に気をつける

 これは本当に気をつけて下さい!ここで失敗してしまうと、そもそも全問解答できずに終わってしまいます!宅建試験は2時間50問なので、単純計算して、1問平均解答時間2分24秒といったところ。もちろん実際は問題によって結構ブレます。民法では3分以上かかってしまうこともありますし、正解肢は何個あるかを問われる個数問題は、イヤでも時間を割かれます。逆に業法などでは、ほんの数秒で解けてしまう問題もあります。ですので、1問の解答時間は何分以下、というのは一概には言えません。ただ目安としてはざっくり

民法・個数問題:3〜3分30秒
上記以外:2分以内

といった感じでしょうか。もちろんこれも実際にはブレます。大事なのは、解ける問題を確実に解き解けない問題はバシッと捨てることです。逆にやってはいけないのが、解けない問題に時間を割かれ時間がなくなり、解ける問題を焦って取りこぼすことです。これは絶対に避けねばなりません。そういった事態を避けるために、模試を受けたり本番形式で予想問題を解いたりするなどによって「体で」身に付けて下さい。
 繰り返しますが、頭ではなく「体で」です。私は試験日、本番一週間前あたりからは、知識を入れたり覚えたりすることよりも、そういったこと、つまり本番形式のトレーニングを中心にやりました。これは「実力の向上よりも持っている実力を本番で確実に発揮するための努力」です。野球のピッチャーで例えるなら、どんなに球速が上がろうが新しい変化球を覚えようが、試合でコントロールが効かなければ意味がないのです。大事なのは、試合でしっかりバッターを打ち取る事です。
 繰り返しますが、解ける問題を確実に解き解けない問題はバシッと捨てる!です。そこはしっかり割り切って行って下さい。その加減や判断力は、模試や本番形式で予想問題集を解くといったトレーニングで身に付けます。
 尚、本番形式のトレーニングは、本番と同じように行って下さい。でないと意味がありません。ただなんとなくやるのではなく、やみくもにやるのでもなく、全ての努力「合格するための手段」でなくてはなりません。全ての勉強に意味を持って行って下さい。なぜなら、時間は限られているからです!

できるだけ消しゴムを使わず一発でスパッと解答する

 これは、他ではあまり聞かれない助言かと思います。私はこのことを、試験前から考え気をつけていました。なぜこんなことに気をつけていたかといいますと、本番で時間が限られている中、焦って消しゴムで消そうとしてしまい、逆に黒い部分が広がってしまったり他の問題の回答まで消してしまったり...といった事態を懸念したからです。そして、実は私の知人でまさしくこれをやらかして、本来は十分合格点が取れていたはずなのに、見事に失敗してしまった、という事例があります。あまり受験生の不安を煽るような事を申し上げたくはありませんが、実際に起こった事例でもありますので、是非これから受験される方々も、十分お気をつけ下さい。

補足

 先述の時間配分についてですが、本番形式のトレーニングで色々試してみてもいいと思います。例えば、業法から解いてみるとか。宅建試験の設問自体は民法から始まりますが、宅建試験は業法でどれだけ点数が稼げるかが、合格するための重要なポイントになります。逆に業法で大きく取りこぼしてしまうと、合格はかなり厳しくなります。
 また、いわゆる捨て問についてですが、特に民法では、この判断がかなり重要になります。私は現在行政書士ですが、行政書士試験を受けるにあたっては、司法書士試験と公務員試験の民法のテキストを使用しました。それがどうした?すいません(笑)。何が言いたいかというと、そんな私でも宅建試験の民法で解けない問題というのは確実に存在します。したがって、こりゃ難問だ、と思ったら早々に捨ててしまって下さい。何なら、難問が来た時は選択肢は全部3を選ぶ!とかあらかじめ決めておいてもかまいません(笑)。

 という訳で、私なりの試験対策を、自身の過去の実践から具体的にご説明申し上げました。これから受験される方にとって少しでもお役に立てるものであれば幸いです。
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宅建試験の勘の働かせ方

 宅建試験本番。あとはただひたすら問題を解くだけ...。しかし、わからない問題が出てきたとき、一体どうすればいいのか?四択から二択まで絞れたがそこからがわからない!どうすればいい?
 今回は私の持論「迷ったときの勘の働かせ方」について、ご説明申し上げたいと思います。
 まず、最初に申し上げたいことがございます。それは、勘と当てずっぽうは違うということです。はぁ?てなりますよね(笑)。はい。今から詳しくご説明いたします。

より合理的な勘の働かせ方
~勘で解くにも少しでも正解率上げた方がよくね?~


 これはある程度勉強してきた方々は、皆さんご存知なところだと思いますが、選択肢の正誤の判断をするとき、曖昧な表現の肢ど正しいことが多く断定的な表現の肢ほど誤っていることが多い傾向があります。実はこれには、法律というものの性質から来る合理的な根拠があります。
 どういう事かと申しますと、現実に実際に法律を運用していくと、世の中には様々な人がいて様々な事が起こり、その結果様々な事例が存在することがわかります。つまり、似たような事例でも、必ずしも同じ法律で一概にこれだと言えないような事も起こってしまうのです。その結果、何が起こるかというと、同じ法律を当てはめても事案毎に結論が変わってしまうのです。ですので、法律を説明するとき「○○の場合、AはBに請求できるときがある。ただし、○○の場合この限りでない」みたいな言い回しになりがちなのです。
 各選択肢の正誤の判断に迷ったとき、「曖昧な表現の肢ほど正しいことが多く断定的な表現の肢ほど誤っていることが多い」という基準で判断するのは、一定の合理的な根拠があるのです。ですので、この基準に従って勘で解くのも一応の合理性があります。屁理屈ではないですよ(笑)。何となくこっち?にも、根拠があるのとないのとでは訳が違います。私が一番申し上げたいのは、たとえ勘で解くにも少しでも正解率を上げた方がよくね?ということです。ちなみに、自慢じゃないですが、私はこの辺の勘の働かせ方は鋭いです(笑)。

迷ったら原則に立ち返る

 宅建試験には、イヤラシイひっかけ問題が数多く存在しやがります。問題自体の意味さえよくわからないこともあります。そんな宅建試験ですが、どうしても解答に迷ったときは、原則に立ち返ってみて下さい。
 これは、民法なんかには特に言えるのですが、これはひっかけでこれはこうでこれはこうで...と考え込んでいくうちに訳がわからなくなることがあります。そういったときは、原則に立ち返ってシンプルに考えることをおススメします。つまり、応用ではなく基礎に立ち返るということです(かの坂本竜馬の非凡さのひとつに物事をシンプルに考える能力が優れていたことが挙げられています)。そうして、原則・基礎に立ち返って解答してみて下さい。それでもわからなければ、原則・基礎に基づいて勘で解いて下さい。先述にもあるように、たとえ勘で解くにも少しでも正解率上げた方がよくね?です(笑)。そして、とっとと次の問題に進んで下さい。宅建試験は時間が限られていますから。それで間違えてしまったならそれは、そんなイヤラシイ問題を作ったヤツの性格が悪いんだ!と割り切っちゃって下さい(笑)。
 繰り返しますが、時間は限られているのです。

 勘と当てずっぽうが違うこと、おわかり頂けましたでしょうか。当てずっぽうは完全に運任せですが、勘は違います。たとえわからない問題でも、どうせなら少しでも正解の可能性が高い解答の選択をしたいですよね。
 さて、今まで私がご説明申し上げてきたことは、私自身が過去に実践し、実際に結果を出してきた経験から導き出されたものです。ですが、全ての人に相応しいやり方かどうかはわかりません。全く別の意見を言う方もいるでしょう。ですので、あくまでひとつの参考としてお聞き頂ければと存じます。
 いずれにせよ、私のアイディアや実例が、少しでもお役に立てるものであれば幸いです。
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サイト運営者

根本総合行政書士

Author:根本総合行政書士
根本総合行政書士です。
宜しくお願いします。

保有資格:
行政書士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、個人情報保護士、情報セキュリティマネジメント、マイナンバー実務検定1級

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